日本の首都「東京」。昔から「東京」をテーマにした曲には名曲が多いという説があります。
タイトルに「東京」が付くおススメの楽曲を集めてみたので、年代別にご紹介します。
「今も聴いてる!」「懐かしい!」など、皆さんと共感できる点があったら幸いです。
- タイトル「東京」の名曲たちを集めてみた(年代別)
- 令和(2019年~)のタイトル「東京」の曲
- 平成(2015~2019年)のタイトル「東京」の曲
- 平成(2010~2014年)のタイトル「東京」の曲
- 平成(2005~2009年)のタイトル「東京」の曲
- 時代と共に「東京」は「目指す街」から「一つの街」に変化
タイトル「東京」の名曲たちを集めてみた(年代別)
日本において「東京-TOKYO-」という都市は唯一無二の存在であり、この街をテーマにした楽曲は、都会の輝き・憧れ・夢といった輝いたイメージ、あるいは、喧噪・孤独・冷たさのようなどこか切ないイメージを持たせるものが多いです。
アーティストたちが、個々の視点で「東京」に抱く想いを楽曲に乗せるので、どこか共感できる、心に響く名曲が生まれるのだと思います。
今回、タイトルに「東京」が含まれていることを条件に、個人的に好きな曲を集めました。あくまで個人的趣味の範疇で、もっと世の中には「東京」をテーマにした素晴らしい楽曲が溢れていますので、今後も気長に探していきたいと思います。
令和(2019年~)のタイトル「東京」の曲
Nulbarich「TOKYO」
2021年1月にリリースされたNulbarich(ナルバリッチ)の楽曲。曲自体はバンド結成当初に書き下ろしていたものの、未発表のままになっていたとのこと。
現在の東京の街を美しく、ありのままに切り取っているMVが素晴らしく、エモーショナルな楽曲とセットで視聴してもらいたい一曲です。
ホリエモン&CEOセオ「TOKYO」
2020年6月リリースのホリエモン&CEOセオの「TOKYO」。ホリエモンは、言わずもがな堀江貴文氏。
「東京を世界に誇れる都市へ」というテーマで、「東京」を自分たちが回していこう、誇っていこうという元気が出る曲です。(ユニットは2022年7月に解散しています)
Ayase「幽霊東京」
2019年12月にリリースされた楽曲で、元は初音ミクの音源だったものを、作者のAyaseさんがセルフカバーしたものです。
Ayaseさんは、若者を中心に絶大な人気を誇るあの「YOASOBI」のコンポーザーであり、「いや、あなた歌もできるんかい!」と衝撃を受けました。
最近台頭している若手アーティストはハイスペックな人が多い!
※MVを手掛けたイラストレーターの焦茶さんが2020年にご逝去されたとのことで、ご冥福をお祈りいたします。数々の素晴らしい作品はいつまでも生き続けます。
Vaundy「東京フラッシュ」
2019年11月にリリースされた曲で、アーティストはVaundy(バウンディ)。
Vaundy(バウンディ)は現役大学生で、作詞作曲、アレンジや映像制作などすべてをセルフプロデュースするマルチアーティスト。「東京フラッシュ」を発表すると、瞬く間にSNS等で話題になりました。今後が注目される新進気鋭のアーティストです。
「東京フラッシュ」は、聞いているだけで自分がオシャレになった錯覚になるメロウな楽曲です。
平成(2015~2019年)のタイトル「東京」の曲
Perfume「TOKYO GIRL」
2017年2月リリースの曲で、アーティストは言わずとしれた人気アーティストのPerfume。
日本テレビ系ドラマ『東京タラレバ娘』(原作はマンガ)の主題歌として人気を博し、紅白歌合戦でも披露された楽曲です。
近未来的都市をイメージしたMVが引き込まれます。
雨のパレード「Tokyo」
2016年3月リリースの曲で、はじめて聞いた時に「なんだこのエモいバンドは!」と衝撃を受けたのを覚えています。
包み込まれるようなボーカルとノスタルジックな曲調が特徴的です。ふとため息がでる夜、ネオンサインを眺めながら聞き入りたい楽曲です。
Awesome City Club「Lullaby for TOKYO CITY」
2015年9月にリリースされたアルバム「Awesome City Tracks 2」のラストソング。
アーティストは、2021年リリースの「勿忘」(わすれな)のヒットが記憶に新しいAwesome City Club(オーサムシティークラブ)。
この楽曲は、どこか物悲し気に東京を表現しています。
個人的に、2015年~2017年の「Awesome City Tracks」のシリーズを聞きこんでいたので、思い出深い一曲です。
平成(2010~2014年)のタイトル「東京」の曲
D.W.ニコルズ「東京」
2013年10月にリリースされたアルバム「SUNRISE」の収録曲で、「東京タワーがなくなるらしい」という興味深い歌詞でスタートする歌です。
誰にでも当てはまるような「東京での普通の暮らし」を描いており、なんだかホッコリする歌です。
D.W.ニコルズですが、2021年9月をもってバンド4人体制での活動を終了し、新たにわたなべだいすけ氏の1人体制で再出発をしています。
岩崎愛「東京LIFE」
2012年9月にリリースされた「東京LIFE」のアルバムのリード曲。
アーティストはシンガーソングライターの岩崎愛さん。このアルバム制作では、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文がディレクターを務めています。
上京して1年が経った青年の歌で、「東京の街を僕なりに頑張っています」という歌詞など、スッと心に沁みやすく、どこか晴れやかになる曲です。
phatmans after school「東京少年」
2011年11月にタワーレコード限定生産でリリースされた楽曲。
phatmans after schoolは、2011年に北海道で結成されたロックバンドで、「東京少年」は、東京という巨大なものに挑む感じが、疾走感と共に表現されていて、たまたまタワレコで購入したのですがハマってしまいました。
2019年7月から「saji」に改名し、数々のアニメ・映画の主題歌を世に送り出しています。
平成(2005~2009年)のタイトル「東京」の曲
口ロロ「Tokyo」
2009年12月にリリースされたアルバム「everyday is a symphony」の中の一曲。
アーティスト名は口ロロ(クチロロ)と言い、所見で読める人はいないと思います(笑)。
この曲は、TOKYO FMで2010年10月~2019年9月まで毎週月~木曜日に放送されていたラジオ番組「シンクロのシティ」のオープニングテーマ。ラジオ放送時間は15時から約2時間で、当時営業で車の運転をしている時によく聞いていました。ラジオの最終回は涙なしでは聞けない最高のフィナーレとなっています。
中央線の生音から始まるユニークな楽曲ですが、この曲を聞くと今でも懐かしさを感じます。
ケツメイシ「東京」
2005年6月にリリースされたアルバム「ケツノポリス4」の中の楽曲。
僕の中で「タイトル東京の曲は名曲ばかり」という定説が生まれた最初の曲です。
同アルバムにはシングルでヒットした「さくら」「涙」「君にBUMP」が収録されていますが、この「東京」も個人的に相当好きです。
ギターのリフが素晴らしく、最後のギターソロは最高に泣かせてきます。
時代と共に「東京」は「目指す街」から「一つの街」に変化
年代別に振り返ると、最近の東京ソングと10年ほど前とでは、楽曲の傾向が若干異なっています。
10年ほど前の楽曲は、「東京に行く・挑戦する・頑張っている」というイメージの楽曲が多いのに対し、最近の楽曲は「東京の街自体の描写」をしているように感じます。
デジタル社会の発展により、誰もがいつでもどこでも最新の情報・モノを手にすることが出来る時代になり、日本の首都「東京」が、「中心地」ではなく、あくまで「一つの街」として捉えられているようです。
時代の流れとともに価値観が変化し、それが自然と楽曲に反映されていきます。今後どんな「東京」の名曲が誕生していくのか、今から楽しみです。