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《3人子育てパパ》 つみたてNISA・サウナ・ラーメン

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【語源・由来】「NISA」「eMAXIS Slim」「S&P500」 ってどんな意味?

"つみたてNISA"で資産運用を開始し、若輩者ながら投資の世界に足を踏み入れている万パパです。

投資に関する情報を自分なりに調べるなかで、そもそも"NISA"ってどんな意味だっけ?」「"eMAXIS Slim" "S&P 500"ってなに?など、単語の語源・由来が気になったのでまとめてみました。

投資用語の語源・由来に興味のある方の参考になれば幸いです。

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【語源・由来】「NISA」「eMAXIS Slim」「S&P500」 ってどんな意味?

そもそも"つみたてNISA"の"NISA"とは?そして、自身が購入している投資信託の"eMAXIS Slimシリーズ"、米国株式の代名詞である"S&P500"について、語源や歴史などをまとめてみました。

NISAとは?

「NISA(ニーサ)」とは”日本版ISA”という意味で、正式名称は「Nippon Individual Savings Accountとなります。

ISAとは、イギリスで1999年に導入された個人貯蓄口座です。イギリス居住者を対象とした小口投資口座で、投資利回りや配当などが非課税になるといった税制優遇を受けることができる制度です。

「NISA」は、このイギリスのISAを参考に作られた制度であり、当初は「日本版ISA」といった呼称でした。日本版ISA推進連絡協議会が、2013年4月に新制度口座の名称を一般公募し、多数の名称案の中から「NISA(ニーサ)」という名称に決定しました。その後、2014年1月からNISA制度が開始されます。

ちなみに、「つみたてNISA」は2018年1月から制度開始しています。

eMAXIS Slimとは?

eMAXIS Slimの歴史・コンセプト

eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)は、三菱UFJ国際投信が発売している投資信託の商品名です。投資の世界では知らない人はいない超人気商品です。

とことんコストを追求する投資信託というコンセプトで、2017年2月に誕生したシリーズで、"つみたてNISA"の対象としては9つの商品がラインナップしています。

積立投資において、コストになるのが信託報酬です。信託報酬率が低いほど投資する人にとってはリターンが大きくなりますし、投資期間が長期になるほど響いてきます。

そんな「信託報酬率の業界最低基準を目指し続ける」という方針のもと、発売以降も何度か信託報酬率を引き下げているのが、このeMAXIS Slimシリーズです。

語源・由来

2008年に初めて「MAXIS」というブランド名の商品が発売。「MAXIS」は、「MAX:最大の最高の」と「AXIS:中心軸」を合体させた造語

そして、翌2009年にネット向け商品が発売開始した際、「eコマース(電子商取引)」の「e」をとって、「eMAXIS」となりました。その後、2017年に信託報酬率をとことんスリム化するコンセプトの「eMAXIS Slimシリーズ」が誕生します。

まだ歴史は浅いものの、2021年4月12日時点で、シリーズの純資産総額は1兆円を突破しています。

また、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」では、eMAXIS Slimシリーズが20位以内に6本受賞し、「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」は2年連続1位に輝いています。

emaxis.jp

S&P500とは?

S&Pの歴史

S&P500は「Standard & Poor's 500 Stock Index」の略で、アメリカの代表的な500銘柄の株価を基に算出される株価指数のことです。

現在は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスという金融会社によって運営されていますが、その起源は1923年と実に約1世紀の歴史があります。

500銘柄は固定ではなく、必要に応じて銘柄の入れ替えもあります。500もの銘柄に分散投資することでバランスが保たれ、アメリカ経済、ひいては世界経済の発展と共に成長してきた指数です。

P=Poorって、ネガティブな言葉?

ここで気になるのが、S&Pは「Standard & Poor's」の略という点。一見「Poor」という単語は、あまりポジティブな言葉ではないのでは?と思いますが、よくよく調べてみると、スタンダード統計とプアー出版という会社が合併してできた金融会社の名前とのことです。

プアー出版は、ヘンリー・ヴァーナム・プアー氏という名の財務アナリスト・鉄道事業専門家が創設した会社。「Poor」は人名でした。

プアー氏は、1812~1905年で92歳と超長寿な方でした。19世紀、アメリカ国内の鉄道情報を網羅する雑誌を作り、その雑誌を毎年最新情報に更新し、鉄道利用者の利便性を高めるためにプアー出版を立ち上げました。このプアー出版が、後の「Standard & Poor's」の起源となる会社です。

今から200年前、アメリカの鉄道の発展を支えた人の名前が、形を変えながら受け継がれ、S&P500という世界中で最も有名な株価指数の名称として現在も生きている。なんだかロマンを感じます。