「つみたてNISA」で資産運用を始めたいけど、本当に大丈夫なのか、本当にお金は増やせるのかなど、まだまだ不安な方も多いのではないでしょうか。
本記事では、僕が運用している「つみたてNISA」のありのままの実績をレポートします。
複数のメジャーな銘柄を同時に運用しているので、これから「つみたてNISA」を始める方や、既に運用している方の実績比較等の参考になれば幸いです。
【つみたてNISA】主要4銘柄の実績推移の検証
前回、2021年9月7日時点の実績レポートの中で、過去10ヵ月間の3銘柄の損益率推移を見てみましたが、今後は同じタイミングで積立投資を開始した4銘柄で推移比較していくことにしました。
今後推移を検証していくのは以下4銘柄です。
僕のつみたてNISA口座では、上記の他に「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」も購入していますが、積立開始月が若干ズレているため推移表から除外しています。また、米国株については「楽天・全米株式インデックス・ファンド」があるので、こちらを見れば大きな動きは掴めるので除外したというのも理由の一つです。
全世界・米国・新興国・国内の実績推移
※まず、本推移表は過去10ヵ月間という短期的目線の損益率推移であるということをあらかじめ述べておきます。この推移の傾向が将来にわたって約束されているわけではないのでご注意ください。
こうしてみると、「全世界/全米」「国内」「新興国」という3パターンは、それぞれ特徴的な動きをしているということがわかりました。
順調に成長する全世界株式・全米株式
全世界株式および全米株式は、じわじわと堅調に成長を続けています。全世界株式は、米国の影響を大きく受けるポートフォリオですが、全米株式とほぼ同じ動きをしており、2021年1月のバイデン就任以降も順調です。
荒波にもまれる新興国株式
新興国株式は、相変わらず値動きが非常に激しく、7月頃は中国のネット業界や教育関連企業への規制強化への嫌悪感から中国や香港の株式を中心にストンと下落しています。
短期的に見ると話題に事欠かないですが、その将来性や長期的視点でどうなるか結論が出にくいのが新興国株式です。積立投資においてはスタメンというよりはサブ的な位置づけで投資した方が、万が一の際の痛手は抑えられるかもしれません。
首相退陣意向で盛り上がる国内株式
国内株式(TOPIX)は、直近の9月6日にバブル期の1990年8月21日以来の高値更新を記録。9月3日の菅首相の退陣表明を受け、新政権下の政策やコロナ対策への期待感から、皮肉にも一気に株価が上昇するという結果になりました。
また、世界的な株価上昇に呼応して国内企業の業績が好調なのも株価上昇の後押しとなっています。
個人的なポートフォリオでは国内株式はかなり比率が少ないのですが、勢いがあるので今後が気になります。
まとめ
今回、僕が同じタイミングから購入している4銘柄について、過去10カ月の損益率の推移を比較してみました。やはり対象となる国等の環境や情勢によって、株価の傾向が大きく異なっています。
あくまで僕の個人的見解ですが、これから”つみたてNISA”を検討しようという方については、様々な書籍等でも推奨されている「全世界株式」から始めてみるのが、手堅くておススメかなと思います。
僕は、引き続き複数銘柄で様子を見ながら、投資の世界について勉強を続けたいと思います。